妊婦でも海藻はOK!食物繊維は豊富だがヨウ素に注意

妊娠中におすすめの食材

妊娠中でも海藻類はOK!

日本人にとって身近な海藻類。
食物繊維が多く含まれる海藻は、便秘で悩む妊婦さんはとくに積極的に取り入れたい食品です。しかし、ヨウ素を多く含む昆布の食べ過ぎには注意が必要です。

その理由や、海藻のおすすめの食べ方もご紹介します。

海藻類が妊婦に良い理由

食物繊維の含有量が多い

海藻には食物繊維が多く含まれます。海藻100gあたりの食物繊維の含有量は以下のようになります。どの海藻にも多くの食物繊維が含まれていることがわかるでしょう。

わかめ32.7g
ひじき43.3g
焼き海苔36.0g
昆布27.1g

食物繊維は、水溶性食物繊維不溶性食物繊維の2種類がありますが、海藻に含まれる食物繊維は、水に溶けやすい、水溶性の食物繊維です。消化吸収をゆるやかにして、血糖値の上昇を抑える働きがあります。また、水溶性食物繊維は水に溶けて便を柔らかくしてくれるため、多くの妊婦さんが悩む便秘を解消する効果も期待できます。

海藻を食べ過ぎると危険?

昆布に多く含まれるヨウ素には要注意!

海藻類にはヨウ素が多く含まれます。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの成分になり、赤ちゃんの成長に大切な栄養素です。不足した場合、流産や死産、赤ちゃんの先天異常をもたらす可能性もあります。

しかし、ヨウ素を過剰摂取することで赤ちゃんの甲状腺機能が低下すると言われています。
特に注意したい海藻が昆布です。昆布は他の海藻よりも多くのヨウ素が含まれています。ヨウ素の許容量は3000μgですが、昆布であれば1.5g、わかめは150gが目安になります。
昆布は意識して食べていなくても、私たちの食生活に頻繁に使用しています。
例えば、出汁などに昆布を使いますよね。お味噌汁や煮物など、昆布で出汁をとっている妊婦さんも多いのではないでしょうか。
わかめやひじき、海苔などはヨウ素の含有量がそれほど高くないため、過剰に気にする必要はありませんが、ヨウ素の許容量を超えないよう、とくに昆布の摂り過ぎには注意しましょう。

おすすめの海藻レシピ

海藻サラダ

海藻サラダ

海藻サラダ

海藻ミックスを水で戻し、レタスやトマト、カイワレ大根などの野菜と一緒に合わせた海藻サラダ。低カロリーのため妊婦さんでも安心して食べられます。ドレッシングを手作りしてみても良いですね。

酢の物

酢の物

酢の物

つわりの時に酸っぱい食べ物を好む妊婦さんは多いです。砂糖や塩、だしなどが入った「調味酢」も、調味料を合わせる手間もいらないので、調味酢を使った酢の物がおすすめですよ。

味噌汁

味噌汁

味噌汁

定番のわかめと豆腐の味噌汁。ヨウ素の多い昆布を使わず、かつおやいりこでだしをとってみても良いかもしれません。

まとめ

妊娠中に海藻類についてご紹介しました。昆布の食べ過ぎには注意しながら、便秘解消の効果のある海藻を取り入れてみましょう。

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