【妊婦】さつまいもで便秘解消。さつまいもばかりだと太る?食べる際の注意点とおすすめレシピも紹介

妊娠中におすすめの食材

さつまいもは妊婦さんにおすすめの食材です。その理由は妊娠中に必要な栄養素を多く含むため。しかし、食べる際に気を付けたいこともあります。それは、食べ過ぎないようにすることと、皮をしっかりと洗って調理すること。これらについて詳しく解説するとともに、おすすめのさつまいもを使ったレシピもご紹介します。

妊娠中、さつまいもがおすすめの理由

妊婦さんにさつまいもがおすすめの理由は、妊娠中に積極的に摂りたい栄養素である食物繊維葉酸をたくさん含んでいるためです。

食物繊維で便秘解消

便秘に悩んでいる妊婦さんって多いですよね。妊娠中は女性ホルモンの関係や運動不足、子宮が腸を圧迫することなどが原因で便秘になりやすいのです。

私も妊娠後期頃から便秘が続き、マグミット錠という便を柔らかくしてくれるお薬を処方されていました。それでもなかなか解消されず、便秘に効果的な食べ物を意識して食べていた記憶があります。

便秘解消のために大切な栄養素は、食物繊維です。さつまいもには、食物繊維が豊富に含まれおり、その含有量は100gあたり2.3g

食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、さつまいもは不溶性食物繊維を多く含みます。
不溶性食物繊維は、消化されずに大腸まで届き、腸内の水分を吸収して便のカサを増やし、腸の活動を活発にして便秘を解消してくれる効果があります。

特に妊娠初期に大切な葉酸

妊娠中に葉酸が不足した場合には、無脳症などの赤ちゃんの先天異常のリスクが高まることがわかっており、1日に400μgの葉酸が必要だと言われています
妊娠初期は、赤ちゃんの脳や器官が形成される大切な時期なので、特に意識して葉酸を摂取する必要があります。

さつまいもは、葉酸を多く含んでおり、その含有量は100gあたり49μg。普通サイズのさつまいも1本が約200gなので、1本で約100μgの葉酸が入っていることになります。

葉酸サプリを飲んで葉酸を補給しているという妊婦さんも多いかと思いますが、できればサプリのみでなく食事からもしっかりと葉酸を摂りたいですよね。

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食べる際に注意すべきこと

栄養豊富なさつまいもですが、食べる際に注意しなければならないことがあります。

さつまいもばかりだと太る!妊娠糖尿病のリスクも

「イモを食べると太る!」なんて言われることがありますよね。基本的に芋類は高カロリーのため、食べ過ぎると体重増加に繋がります。体重管理が大変な妊娠後期には特に気を付けるべきでしょう。

また、妊娠中は血糖値が上昇しやすくなっており、妊娠糖尿病になる可能性もあります。さつまいもは糖質を多く含むため、糖質の過剰摂取によって妊娠糖尿病のリスクも高まります。

目安は1日にさつまいも1本程度。それ以上は食べ過ぎないよう注意しましょう。また、さつまいもばかり食べるというような偏った食べ方をしないよう注意してください。

トキソプラズマ症の感染リスク

免疫力が低下している妊娠中は、あらゆる感染症に感染しやすくなっています。特に注意したいのがトキソプラズマ。土に含まれるトキソプラズマ菌は、妊婦さんが感染した場合、胎盤を通じてお腹の中の赤ちゃんも感染し、先天性トキソプラズマ症を発症するリスクがあり、感染した場合には早産や流産に繋がる可能性があると言われています。

トキソプラズマ感染の予防策として大切なのが、さつまいもを調理する際には皮をしっかりと洗うこと。さつまいもに付着しているトキソプラズマ菌を水でしっかりと洗い流してから調理することで、感染リスクを抑えることができます。野菜洗浄剤を使用して洗うともっと良いかと思います。

それでも心配な妊婦さんもいますよね。その場合は、皮を剥いて食べても良いでしょう。ただし、さつまいもの皮には栄養をたくさん含んでおり、できれば皮も食べるのが理想です。どうしてもトキソプラズマが心配という妊婦さんだけにおすすめの方法です。

妊婦さんにおすすめのさつまいもレシピ

最後に、妊婦さんにおすすめのさつまいもを使ったレシピを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

焼き芋

さつまいもメニューの定番、焼き芋
さつまいもを濡らしたキッチンペーパーで包み、10分程度電子レンジで温めるだけで簡単に焼き芋が完成します。

おかずとして、おやつとしても食べられますし、調味料を使わないため塩分や糖分を気にする必要もありません。おやつにケーキやチョコレートなどのスイーツを食べているという妊婦さんは、たまには焼き芋に置き換えてみると栄養補給もできて良いですよ。

芋けんぴ

芋けんぴ

妊婦さんのおやつにおすすめの芋けんぴ。しっかりとした噛み応えで満腹感も得られます。
ただし、芋けんぴも油や砂糖を含むため、食べ過ぎには注意が必要です。

芋けんぴは市販の商品もありますが、意外と簡単なのでご自宅で作ってみるのもおすすめ。スティック状に切ったさつまいもを水にさらして水気をふき取り、油で揚げます。それを砂糖と水を合わせた飴にからめて乾燥させたら出来上がり。ぜひ作ってみてくださいね。

さつまいもと大豆のごまがらめ

大豆

小さく角切りにしたさつまいもと水煮大豆に片栗粉をまぶして炒め、醤油、みりん、はちみつで味付け、最後にごまを振って、ごまがらめの完成。

甘辛い味付けがごはんによく合います。冷めてもおいしいので、お弁当にもおすすめですよ。

まとめ

妊娠中のさつまいもについて解説しました。葉酸や食物繊維など、妊娠中に大切な栄養素をたくさん含んださつまいも。積極的に取り入れたいですね。ただし、食べ過ぎには注意し、調理する際にはしっかりと洗うのがポイント。注意点を意識しながら、日々の食事にさつまいもを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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