赤ちゃんもお母さんも、離乳食にすっかり慣れてきた離乳食後期。
いよいよ1日3回の食事になるカミカミ期の1食分の目安量や、母乳やミルクの量を解説します。
1食分の目安量
カミカミ期の1食分の目安量をご紹介します。以下はそれぞれ炭水化物・野菜果物・たんぱく質のグループの中から1種類を選んだ場合の目安量です。2つ以上を組み合わせる場合は、目安量を半分にして組み合わせましょう。
炭水化物
- 5倍粥(または軟飯) 80~90g
- 食パン 25~35g
- うどん 60~90g
- そうめん 50~75g
- パスタ 40~65g
野菜・果物
- かぼちゃ・ブロッコリー・大根など 20~30g
- いちご・りんごなど 5~10g
たんぱく質
- 豆腐 40~45g
- 納豆 15~20g
- 魚 10~15g
- 肉 10~15g
- 卵 全卵1/2個
- 牛乳 80~90㎖
- ヨーグルト 70~80g
- プロセスチーズ 10~12g
あまり食べてくれない赤ちゃんには
なかなか目安量を食べてくれない…、少食な赤ちゃんも当然いますよね。そんな赤ちゃんには以下の工夫をしてみてください。
手づかみメニューなら食べてくれるかも?
この時期の赤ちゃんは、手指を器用に動かすことができるようになり、自分の手でごはんを食べようとします。お母さんがスプーンを口に運ぶよりも、自分の手で掴んで食べられるほうがよく食べてくれることがあります。そのため、手づかみできる献立を考えてみましょう。
おやつをプラスしてみよう
1歳前後のこの時期には、おやつに挑戦してみるのも良いでしょう。1日3回の食事では量が足りてないかも?という赤ちゃんには、おやつで栄養補給するのがおすすめです。果物などの栄養価の高い食べ物が望ましいですが、おせんべいやビスケットでももちろんOK。カルシウムや鉄分などの栄養の入った赤ちゃん用のお菓子がスーパーやドラッグストアにあるので、試してみてください。
食べ過ぎが心配な赤ちゃんには
離乳食をよく食べてくれるのは嬉しいことですが、食べ過ぎや体重の増加を心配しているお母さんもいると思います。そんな赤ちゃんには、以下の注意点を確認してみてください。
たんぱく質は目安量を守って与えよう
離乳食をたくさん食べてくれることに問題はありません。基本的には食べたいだけ食べさせて大丈夫ですが、たんぱく質の摂り過ぎには注意が必要です。たんぱく質の過剰摂取は赤ちゃんの体に負担がかかるため、目安量を守りましょう。
おやつを食べ過ぎていない?
糖分の多い飲み物やお菓子を食べ過ぎていないか見直してみましょう。食事の際の飲み物は果汁やジュースではなくお茶を選び、間食は1日1回が基本です。
母乳やミルクは飲みたいだけ飲ませて良い?
この頃の赤ちゃんがとる栄養は、離乳食70%、母乳・ミルク30%。離乳食からの栄養がメインになって、そろそろ卒乳も視野に入れる時期だと思います。
離乳食をしっかりと食べているのであれば、母乳やミルクを赤ちゃんが飲みたいだけ飲んでも問題ありません。反対に離乳食をあまり食べてくれないという場合は、母乳やミルクの量を少し減らしてみましょう。
まとめ
赤ちゃんの食べる量に個人差があるのは当然です。過剰に心配せずに、赤ちゃんが喜んで食べてくれる離乳食作りを心がけ、離乳食を進めていきましょう。
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