離乳食は、飲む食事から噛んで食べる食事へと移行していくための期間です。いわば、母乳やミルクから離れる準備の期間。子供の成長は嬉しいけれど、母乳やミルクを卒業するのは少し寂しい…、そんな気持ちのお母さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、離乳食の開始時期について、スタートの目安を解説します。
生後5~6ヶ月で離乳食をスタートしよう
離乳食の開始時期の目安は、生後5ヵ月~6ヵ月頃です。
開始時期を見極めるポイントをいくつかご紹介します。生後5~6ヶ月を経過していて、下の項目に当てはまる場合、スタートして問題ないでしょう。
- 首がしっかりすわっている
- 腰がある程度すわり、支えれば座れる
- 大人の食事に興味を示している
また、おっぱいを吸うための反射(哺乳反射)が少なくなっているかを確認する方法もあります。
赤ちゃんの口に指やスプーンを入れてみてください。舌で押し出してしまう場合は、離乳食を始めるのが少し早いかもしれません。反対に、刺激しても押し出さないようになったら、哺乳反射が少なくなっているため、離乳食を初めてみましょう。
以上のように、生後5ヵ月~6ヵ月頃に、赤ちゃんの様子をみて開始時期を判断してください。また、離乳食1日目は、赤ちゃんの体調・機嫌が良い日を選びましょう。
昔と比べて遅めに開始する傾向
平成17年と平成27年の離乳食の開始時期を比較すると、
平成17年は、5ヵ月開始…47.6%、6ヵ月開始…28.6%
平成27年は、5ヵ月開始…40.7%、6ヵ月開始…44.9%
という結果となりました。離乳食を遅めにスタートがする傾向にあることがわかります。
まとめ
赤ちゃん自身が離乳食を始める準備ができている状態かどうかが最も大切な判断基準となります。生後5ヶ月を過ぎたからと焦ってしまわずに、赤ちゃんの様子を観察してみてくださいね。
コメント