妊娠糖尿病の予防のためには?高GI食品と低GI食品、血糖値との関係

食事の基礎知識

妊娠中に血糖値が高くなるとどうなる?

妊婦さんが血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)の高い状態が続くと、妊娠糖尿病と診断されることがあります。

妊娠糖尿病は、妊娠高血圧症候群に繋がる可能性や、早産や流産、巨大児など、赤ちゃんにとっても悪影響が及ぶこともあります。

妊娠中は、血糖値が高くなりすぎないよう心がけることが大切ですね。

血糖値の急激に上昇させないために低GI食品を選ぼう

GIとは

GIとは、Glycemic Indexの略で、食後の血糖値の上昇を示す指標です。

高GI食品は、血糖値を一気に上昇させる食品で、これに対して低GI食品は、血糖値の上昇をゆるやかにする食品のことをいいます。

高GI食品によって血糖値が急激に上昇すると、インスリンが多量に分泌されて糖をため込み、脂肪に変えてしまい、結果的に肥満に繋がります。

高GI食品と低GI食品

雑穀米

雑穀米

血糖値を一気に上昇させないために、高GI食品よりも低GI食品を選択しましょう。
例えば、白米よりも玄米、うどんよりもそばを選ぶことで、血糖値の上昇をゆるやかにします。

炭水化物

高GI食品:白米、食パン、うどん
低GI食品:玄米、雑穀米、全粒粉パン、そば

野菜

高GI食品:じゃがいも、にんじん、かぼちゃ
低GI食品:レタス、ピーマン、ブロッコリー

血糖値の上昇を抑制する食べ方

食物繊維を意識して摂取しよう

和食

和食

食物繊維には、糖の吸収をゆるやかにしてくれる作用があります。意識して食物繊維を摂るよう心がけることで、血糖値の上昇を抑えてくれます。

また、食べる順番もポイントです。まず食物繊維を多く含む野菜を食べ、次に主菜、そして主食と食べることで、血糖値の上昇を抑制します。

食物繊維の豊富な食材

ごぼう、こんにゃく、アボカド、わかめ、しめじ、エリンギ、ほうれん草、ブロッコリー

決まった時間に規則正しく食げよう

食事と食事の間隔が空くと、血糖値が上昇しやすくなります。1日3食、食事の時間を決め、間隔が空きすぎないよう注意しましょう。

食材や食べ方を工夫して妊娠糖尿病を予防しよう

高GI食品と低GI食品、血糖値を上昇させないための食事を解説しました。
食材や食べ方を日々の食事で少し意識することで、妊娠糖尿病を予防することができます。

もともと肥満傾向のある妊婦さんや、最近少し食べ過ぎてしまっているかな?と思う妊婦さんは、ぜひ試してみてくださいね。

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