【金のつぶ】妊婦や子供がたまご醤油たれ納豆を食べても大丈夫?メーカーに聞いてみた。アレンジレシピについても紹介

妊娠中におすすめの食材

ミツカンの”たまご醤油たれ納豆“は、全国のスーパーで販売されている商品で、人気の金のつぶシリーズの1つです。

妊娠中は生卵は控えたほうがいい」と言われていますが、このたまご醤油たれ納豆は妊婦さんが食べても大丈夫?と疑問・不安を持っている方もいるのではないでしょうか。

当記事で、たまご醤油たれ納豆を、妊婦さん目線で紹介していきます
また、
カロリー
簡単アレンジレシピ
アレルギー
についても紹介します。

そもそも妊娠中の生卵はなぜダメなのか

妊娠中に生卵を摂取するリスクとして、下記の内容が挙げられます。

  1. サルモネラ感染症のリスク
    生卵には、サルモネラ菌が存在する可能性があります。サルモネラ菌による感染症は、嘔吐や下痢などの食中毒症状を引き起こします。妊娠中は免疫力が低下しており感染症にかかりやすくなる上、胎児への影響が懸念されるため、生卵を避けることが推奨されています。
  2. リステリア感染症のリスク
    生卵を食べること、リステリア菌による食中毒を発症するリスクが高まります。リステリア菌による感染症は、妊娠中の女性や胎児に重大な影響を与える可能性があります。
  3. 生卵に含まれるビオチンの吸収阻害
    生卵に含まれるビタミンB7(ビオチン)は、皮膚や神経の健康に重要な栄養素。しかし、生卵のアビジンというたんぱく質がビオチンの吸収を阻害することがあります。

これらの理由により、妊娠中には生卵を避けるべきと説明されています。

そのため一般的には生卵を避け、加熱調理された卵を摂取することが推奨されています。

こちらの記事でもこの点を詳しく解説しています。

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たまご醤油たれ納豆には卵黄が含まれている

たまご醤油たれ納豆の正式な商品名は、”金のつぶ たれたっぷり!たまご醤油たれ“。

たまご醤油たれがたっぷり入っており、お味のイメージとしては納豆を加えた卵かけご飯のような感じです。公式サイトでも「たまごかけご飯のような食感!」と紹介されています。

実際、商品の原材料には、卵黄の表示があります。

原材料名
【納豆】大豆(アメリカまたはカナダ)(遺伝子組換えでない)、納豆菌 【たれ(別添)】砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、本醸造しょうゆ(小麦・大豆を含む)、食塩、卵黄、醸造酢、卵黄酵素分解物/調味料(アミノ酸等)、香料(卵由来)

たまご醤油たれ納豆の栄養成分値を以下に記載しています。(参考:ミツカン商品ページ
カロリーをはじめとする栄養成分値は、一般的な納豆と比べても大きな差はありません。

100gあたりの栄養成分値>

エネルギー160kcal
たんぱく質13.2g
脂質7.4g
炭水化物12.8g
ナトリウム622mg
食塩相当量1.6g

1パック(40g)あたりの栄養成分値>

エネルギー64kcal
たんぱく質5g
脂質3g
炭水化物5g
ナトリウム249mg
食塩相当量0.64g

妊婦が食べてもいい!メーカーからの回答

「たまご醤油たれ納豆を妊婦でも食べても良いの?」と思い、メーカーに問い合わせてみました。
すると、ミツカングループお客様相談センターのご担当者様より回答をいただくことができました。

以下がその回答内容です。

この度は弊社“金のつぶ たれたっぷり!たまご醤油たれ”につきまして、お問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。たれに使用しております卵は、卵が固まらない程度の温度で加熱殺菌処理をしたものを使用しており、生卵ではございません。ただし、アレルギー反応が起こりにくくなるまでの十分な加熱ではないため、卵のアレルギーがある方はお控えいただきたいと存じます。

つまり、
加熱殺菌処理をしているため妊娠中でも食べて大丈夫。ただし、アレルギーのある方は控えたほうが良い。」
ということです。

妊娠中でも食べてOKと聞いて、一安心ですね。

妊婦にも納豆はおすすめ

たまご醤油たれ納豆も基本的には食べて大丈夫とのことです。納豆自体、妊婦さんにおすすめできる食品ですので、積極的に食べてみるといいでしょう。

妊婦にとって納豆を食べることが良いとされる理由は次の通りです。

  1. 良質なたんぱく源となるから
    納豆は大豆から作られており、良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。妊娠中は、胎児の成長に必要なたんぱく質の需要が増えるため、納豆が役立ちます。
  2. ビタミンKの摂取
    妊娠中はカルシウムの需要が増すため、ビタミンKの摂取が重要です。納豆にはビタミンKが含まれておりますので、骨の健康のためにも良い効果を発揮します。
  3. イソフラボンの働き
    納豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きを持ちます。妊娠中のホルモンバランスの変化による不調を緩和する効果が期待できます。
  4. ナットウキナーゼによる血栓予防
    納豆に含まれるナットウキナーゼは、血栓を溶かす働きがあります。納豆のナットウキナーゼが血栓予防に役立ちます。
  5. 便秘解消効果
    納豆には食物繊維が含まれており、妊娠中によく見られる便秘の解消に役立ちます。また、納豆菌が腸内環境を整える効果もあります。

ただし、納豆は特有の臭いがあり、妊娠中のつわりで食欲がなくなることがあるため、無理に食べる必要はありません。

こちらの記事でも、妊娠中の納豆の摂取について詳しく解説しています。

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小さな子供が食べても基本的には問題ない

3歳ごろまでの小さな子供は生卵は避けるべきという考え方があります。

3歳というのはあくまで目安であり、「1歳までは避ける」「2歳ころまでは避ける」などと家庭によって基準はいろいろあるかもしれません。

ただ、避けるべき理由についても妊婦でNGとされているのとほぼ同じです。

細菌感染などのリスクが主な理由です。

この点、たまご醤油たれ納豆については「加熱殺菌処理をしている」との回答もあるように、大きな問題はないと考えられます。
卵が問題なく食べられている子供については特に気にすることなく口にすることができるでしょう。

卵アレルギーには要注意

「加熱殺菌処理をしているから」という理由で食べるリスクが小さくなるのは細菌感染等の問題です。

卵アレルギーを持っている方が食べられるようになるということではありません。
そのため卵アレルギーであるかどうかがまだはっきりしていない小さな子供については、十分注意する必要があるでしょう。

また、妊婦などの大人についてもこのリスクは同様に存在しています。

ただ、このリスクは他の卵を含んでいる食品と同様であり、たまご醤油たれ納豆に特段大きなリスクがあるわけではありません。

たまご醤油たれ納豆のアレンジレシピ

そのまま納豆だけで食べても、白いごはんと一緒に食べても、もちろんおいしくいただけます。

が、毎日一緒じゃつまらない!アレンジして他の食べ方で食べたいみたい!
という方におすすめの簡単アレンジレシピを紹介します。

ぜひ試してみてください。

 

【アボカド納豆】

食べやすい大きさに切ったアボカドの上にたまご醤油たれ納豆をかけるだけで、アボカド納豆の出来上がり。
たれにしっかりと味が付いているため調味料は特に必要ありませんが、お好みで醤油やめんつゆをかけてもOK!

 

【納豆うどん】

茹でたうどんにたまご醤油たれ納豆を混ぜるだけ。
釜玉うどん。冷たいうどん・温かいうどん、どちらでもおいしくできますよ。
分量は納豆1パックに対してうどん2玉、もしくは納豆たっぷりがお好みの方は1玉で贅沢に1パックを使ってみても◎

まとめ

「金のつぶ たれたっぷり!たまご醤油たれ」についてご紹介しました。

妊娠中でも食べられると聞いてほっとしましたね。

納豆は、葉酸やビタミンKなど、妊娠中にとっても大切な栄養素がたくさん入っています。
ぜひ日々の食事に取り入れてみてください。

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