妊活中の飲酒はダメ?男性も?アルコールが妊娠に与える影響。お酒の断り方も紹介

妊活中NG食材

妊娠中にアルコールがNGなのはよく知られていると思いますが、妊活中はどうでしょうか。この記事では、妊活中のアルコール摂取について解説します。

妊活中のアルコール摂取は控えよう

まず、妊活中の人や妊娠を望む人、いつ妊娠が発覚してもおかしくない人のアルコールの摂取は控えた方が良いでしょう。それは、赤ちゃんへの影響妊娠率の低下が関係しています。

胎児性アルコール症候群(FAS)

一般的には、妊娠が発覚した時点で、既に妊娠後数週間が経過している状態ですよね。妊娠に気付くまでの間に摂取したアルコールによって赤ちゃんに影響が及ぶ可能性があります。

女性が摂取したアルコールは、胎盤を通って赤ちゃんの体に入りますが、赤ちゃんはアルコールを体内で分解できないため、胎児性アルコール症候群FAS)を引き起こすリスクが高まります。胎児性アルコール症候群(FAS)は、脳障害や低体重、発育遅延、顔面奇形など、赤ちゃんの先天異常に繋がります。また、誕生時に何も発症がない場合でも、成長の過程で知的障害を引き起こすリスクが高くなるとも言われています。

妊娠率の低下

飲酒による妊娠率への影響は、実は研究結果が様々でこれが正しいと断言することができません。

しかし、様々な研究の中のひとつには、アルコール依存症の女性は無月経の可能性が極めて高いという研究結果があります。アルコール依存症の場合なので少し極端に感じますが、過度な飲酒が、月経不順排卵障害などを引き起こす可能性があると考えられます。

男性の飲酒が精子に影響

女性だけでなく、男性の飲酒も妊娠に大きく影響します。

飲酒後、アルコールが代謝される過程で、アセトアルデヒドという有害物質が生まれ、このアセトアルデヒドが代謝される時には、大量の活性酸素が生まれます。
これらの物質は体内の細胞にダメージを与えますが、とくに精子の細胞は弱いため、影響を受けやすくなります。

お酒を飲まない男性とお酒を飲む男性を比較した際に、お酒を飲む男性のほうが正常な精子の量1.87%低下したという研究データも存在します。

このため、妊活中の男性も飲酒は避けるべきだと考えられます。

お酒の断り方

妊活中にお酒を勧められた時、どんな断り方をしていますか?どう断れば良いのかわからないというかたも多いと思います。妊活していることを周りの人に話していない場合、なかなか断りにくいですよね。
とくに働きながら妊活している場合は、会社の新年会や忘年会など、お酒を飲む場面って結構たくさんあって大変だと思います。

妊活中のお酒を断る方法ですが、まず、「体調が良くない」「予定が合わない」と飲み会を断るのが最も簡単です。また、参加した際には、「体調が悪い」「次の日は朝から予定が入っている」とお酒を避ける方法もあります。

そして、私のおすすめの方法としては、信頼できる女性上司に妊活していることを伝えておくという方法です。妊活中でお酒を控えていることも伝えていると、飲み会の場で上手くフォローしてくれるはずです。また、フォローしてもらえるよう一言頼んでみても良いかもしれませんね。

飲酒する際に気をつけたいこと

妊活中の飲酒はダメとわかっても、妊活のストレスが溜まることも多いと思います。お酒を飲んでリフレッシュしたくなりますよね。そんな時には、以下の点に注意してください。

適量を心がけて

この量なら大丈夫という基準はありませんが、目安としては1日に缶ビール1本程度にしておくと安心でしょう。胎児性アルコール症候群は、たくさん飲むほど、発症するリスクが高まるという特徴があるため、もちろん飲まないに越したことはないですが、飲む際には、飲み過ぎないように注意してくださいね。

妊娠がわかったらすぐに禁酒して

妊娠後は、少量でも飲酒はダメです。胎児性アルコール症候群を発症する可能性が高くなります。

妊娠に気付かずにアルコールを摂取してしまった場合も、すぐに飲酒を辞めてください。妊娠初期は胎盤が形成されていないため、赤ちゃんへの影響は大きくないとも言われており、過剰に心配してストレスにならないようにしましょう。

まとめ

以上、飲酒と妊娠について解説しました。
妊活中のお酒はできるだけ避け、飲む際には飲み過ぎに注意すること、妊娠が発覚したらすぐに禁酒することが大切です。

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