妊娠中や授乳中、注意が必要だと言われているカフェインの摂取。この記事では、授乳中のカフェイン摂取について、赤ちゃんへの影響や注意点などを解説します。
カフェインの摂取が与える影響
授乳中のお母さんがカフェインを摂取すると、母乳に移行し、母乳を飲む赤ちゃんの体内に入ります。その結果、赤ちゃんが興奮して落ち着かない、寝なくなる、夜泣きがひどくなるなどの症状を引き起こすことがあります。
しかし、母乳に移行するカフェインは1%程度と極めて微量のため、毎日大量のカフェインを摂取しない限り、大きな影響はないと言われています。
カフェインを摂取する際のポイント
授乳中のお母さんがカフェインを摂取する際に気を付けたい点をご紹介します。
コーヒーは1日2~3杯まで
摂取する量が多いと母乳に移行するカフェインも多くなるため、大量の摂取は避けるようにしてください。コーヒーの場合は1日に2~3杯が目安です。
また、月齢が低ければ低いほどカフェインの影響を受けやすいため、新生児期はとくにコーヒーの飲みすぎには注意が必要です。
授乳後に飲む
コーヒーを飲むタイミングも要注意です。
お母さんが摂取したカフェインは、15分から2時間ほどでカフェイン濃度が高くなり、その後、徐々に濃度が下がっていきます。このため、授乳直後にコーヒーを飲んだ場合には、次の授乳まで2時間以上あけていれば安心です。
カフェインを含む飲み物
カフェインは、コーヒーや紅茶以外にも、エナジードリンクやココアなどにも含まれます。
1杯(約100ml)あたりのカフェイン含有量
ドリップコーヒー | 60 mg |
インスタントコーヒー | 57 mg |
玉露 | 160 mg |
紅茶 | 30 mg |
煎茶 | 20 mg |
ウーロン茶 | 20 mg |
エナジードリンク | 32 ~ 300 mg |
ココア 10 mg | 10 mg |
カフェインレスの飲み物を活用しよう
最近では、カフェインレスのコーヒーや紅茶もスーパーやコンビニでも販売されています。また、デカフェメニューのあるカフェも多いですよね。心配なお母さんは授乳期の間、カフェインの入っていないカフェインレスの飲み物も活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
授乳中のカフェイン摂取について解説しました。授乳期は一切カフェインを摂取してはいけないというわけではないため、過度に心配する必要はありません。飲み過ぎや飲むタイミングには注意をしつつ、コーヒーを飲んでほっと一息つく時間を作れると良いですね。
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