低身長かも?と心配はあるものの、どこの病院を受診すれば良いのかってわからないですよね。この記事では、低身長が疑われる際に受診するべき診療科や診察内容、持参するものなどを解説します。病院を受診する際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは、かかりつけ医に相談してみて
低身長が疑われる場合、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。かかりつけ医による診察後、医師が必要と判断した場合には専門の病院を紹介してくれます。
低身長の疑いはないとかかりつけ医が判断することももちろんあります。身長と体重の記録を見て、いったん様子を見てみましょうと言われることもあるかと思います。それでも心配が続く場合には、詳しい医師のいる病院に一度行ってみても良いと思います。
小児内分泌科や低身長専門の小児科を受診
では、かかりつけ医以外の病院を受診する際には、何科を受診すれば良いのでしょうか。
一般的には、こども病院や大学病院にある「小児内分泌科」や「内分泌内科」と言われる診療科を受診すると良いでしょう。また、それ以外でも、小児科医で成長障害に精通した医師がいる場合や、低身長専門の小児科もあります。
病院ではどんなことをする?
では、実際に病院での診察内容をお伝えします。
一般的には、問診、身体測定、成長曲線の作成、詳しい検査という流れになります。
問診
まずは最初に問診があり、以下のことを聞かれます。
- 出生時の状況
- 今までにかかった病気
- 家族の身長
- 普段の食事内容や量
身体計測
次に、身長と体重を測定します。
成長曲線
そして、母子手帳の記録や身体測定の結果から、成長曲線を作成します。
そこで、実際のSDスコアを計算し、平均からどれくらい離れているのかを把握し、低身長に該当するかどうかの判断を医師が行います。
詳しい検査
問診、身体測定、成長曲線の作成などを終えたら、これらの結果から医師が判断とした場合に、詳しい検査に進みます。詳しい検査については、次の記事で解説していますので参考にしてくださいね。
病院に持参するべきもの
低身長の病院を初めて受診する際に、一般的に持って行ったほうが良いものを紹介します。
診察予約の際に、持ち物を指定されることもあるかとは思いますので、その時は病院の指示に従ってくださいね。
- 母子手帳
- 保育園や幼稚園、小学校の身体測定の記録
- 家族の身長
過去の身長と体重の記録は、診察を受ける際にはとっても重要なものです。母子手帳や身体測定の記録を持参しましょう。これらとは別に、独自で成長を記録しているものがあれば、持っていくと良いでしょう。
また、家族の身長については、父親と母親はもちろんのこと、祖父母の身長も必要な場合があります。父方の祖父母、母方の祖父母の身長をあらかじめ書きとめたものを用意しておくとスムーズに問診が進むと思います。
できるだけ早めに相談してみて
低身長をきっかけに、何かの病気が見つかることもあります。
低身長かどうかの判断、治療が必要かどうかの判断は専門の医師が行います。適切な治療を受けるためにも、早めに医療機関に相談してみることをおすすめします。
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