妊活中の女性と男性に、牡蠣はとってもおすすめの食材です。それは、妊活に大切な栄養素である亜鉛を多く含むためです。この記事では、カキをおすすめする理由や亜鉛と妊娠の関係を解説します。
妊活中には、亜鉛の豊富な牡蠣がおすすめ!
牡蠣は、海のミルクとも呼ばれるほど、高い栄養価が特徴です。亜鉛や鉄、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富です。その中でも最も注目したいのが亜鉛です。亜鉛は生殖機能に大きく関係するミネラルのため、セックスミネラルとも呼ばれています。
亜鉛は、妊活にどんなメリットを与えてくれるのでしょうか。
精子の活動を高める
亜鉛には、男性の精子の活動を高めてくれる働きがあります。
亜鉛の摂取が不足することで、精子の質や量に悪影響を及ぼし、妊娠力を低下させる可能性があります。近年、若い男性の精子の量が減少していると言われており、その原因のひとつに亜鉛不足が挙げられています。
男性の1日の推奨摂取量は10mg。牡蠣には100gあたり14.5㎎の亜鉛が含まれ、牡蠣1つが約20gのため、牡蠣4つで推奨量を摂取できます。
妊活中の男性は、亜鉛不足にならないよう、意識して取り入れてみてくださいね。
また、亜鉛は、アルコールによって吸収率が下がってしまうため、飲酒はほどほどに、なるべく控えたほうが良いでしょう。
卵子の老化を防ぐ
亜鉛は、男性だけでなく女性にも効果が期待できます。
卵子の老化を防ぎ、生理不順を改善する効果があります。また、受精卵が着床する粘膜をつくる材料にもなるため、女性にとっても大切な栄養素です。
女性の1日の推奨摂取量は7mgのため、牡蠣3つで推奨量を摂取できます。
また、妊娠後も、亜鉛は赤ちゃんの細胞分裂に欠かせないため、妊活中から亜鉛の摂取を習慣づけておくと良いと思います。
亜鉛を含む食べ物
牡蠣以外にも、亜鉛を多く含む食材は以下のとおりです。
ぜひ日々の食事に取り入れてみてくださいね。
- サザエ
- いわし
- さんま
- ししゃも
- かずのこ
- ホタテ
- レバー
- 高野豆腐
- 納豆
- 里芋
- 山芋
- 昆布
- ひじき
- わかめ
- ナッツ
まとめ
妊娠力を高めてくれる牡蠣についてご紹介しました。
生牡蠣やカキフライ、アヒージョなど、いろいろと試してみてくだいね。
ただし、生で牡蠣を食べる際は、食中毒のリスクがあるため、新鮮なものを選ぶようにしてください。また、妊娠後は、免疫力が下がるため、食中毒に感染するリスクが高まります。そのため、妊娠中に生牡蠣を食べるのは避けたほうが良いということも覚えておいてくださいね。
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