赤ちゃんの食欲に個人差があるのは当然です。それに、昨日はたくさん食べてくれたのに今日は全然食べないなんてこともよくありますよね。
この記事では、離乳食中期(モグモグ期)の1食の目安量や、あまり食べてくれない赤ちゃん、または食べ過ぎな赤ちゃんに対してどのように対応したら良いかを解説します。
1食分の目安量
赤ちゃんが食べる量について気になるお母さんは多いはず。ちゃんと足りているのか?反対に、食べ過ぎではないのか?心配になりますよね。
それぞれ炭水化物・野菜果物・たんぱく質のグループの中から1種類を選んだ場合の目安量をご紹介します。2つ以上を組み合わせる場合は、目安量を半分にして組み合わせてくださいね。
炭水化物
- 5倍粥(または7倍粥) 50~80g
- 食パン 15~20g
- うどん 35~55g
野菜・果物
- かぼちゃ・ブロッコリー・大根など 15~20g
- いちご・りんごなど 5~10g
たんぱく質
- 豆腐 30~40g
- 納豆 10~15g
- まぐろ 10~15g
- ツナ 10~15g
- ささみ肉 10~15g
- 卵 卵黄1個(または全卵1/3個)
- 牛乳 55~75㎖
- ヨーグルト 50~70g
- カッテージチーズ 10~15g
足りてないかも…?と心配な赤ちゃんには
離乳食をスタートした頃はなんでもよく食べてくれていたのに、この頃あまり食べてくれない…というのはよくあることで、珍しくありません。そんな時には、以下のことを試してみてください。
出汁や調味料で味付けする
だしや塩、砂糖、醤油、味噌などの調味料を加えて味をつけてみましょう。とくに、昆布だしやかつおだしは、旨味成分によって赤ちゃんが食べてくれる可能性大!
ただし調味料については、塩分の過剰摂取が赤ちゃんの腎臓に負担をかけるため、ほんの少量を心がけましょう。
どんどん新しい食材に挑戦する
代わり映えのない食材、メニューだと赤ちゃんが物足りなく感じている可能性があります。新しい食材に挑戦したり、いつもと違うメニューを作ってみたり、工夫してみましょう。離乳食を彩りよく並べるだけでも、食べてくれることがあります。
大人も一緒のタイミングで食べる
お母さんやお父さんが一緒に楽しそうに食べているのを見ると、赤ちゃんも食べたくなります。モグモグ期はまだ2回食のため、なかなか大人の食事とタイミングが合わないかとは思いますが、大人は朝食を少なめにしておいて離乳食を食べさせる時に一緒に食べるなど意識してみると良いかもしれません。
食べ過ぎ…?と心配な赤ちゃんには
赤ちゃんが離乳食をよく食べてくれるのはとっても嬉しいことですよね。けれど、こんなに食べて大丈夫なのかと思うくらい食べる赤ちゃんもいると思います。そんな赤ちゃんには、以下の点を確認してみてください。
たんぱく質の摂り過ぎには注意
炭水化物や野菜については、食べたいだけ食べさせて問題ありませんが、注意が必要なのがたんぱく質です。赤ちゃんの内臓は未発達のため、たんぱく質の摂り過ぎは体に負担がかかります。このため、おかわりが欲しい時には、炭水化物と野菜を食べさせましょう。
モグモグできているか観察してみよう
舌や顎を使って食べ物をきちんとモグモグ噛んでいるか、丸飲みしていないかをよく観察してみましょう。モグモグすることで満腹感が得られます。赤ちゃんがしっかり噛めるように、スプーンを口に運ぶペースをゆっくりするのも効果的です。
母乳やミルクは飲みたいだけ飲ませて良い?
この頃の赤ちゃんがとる栄養は、離乳食が40%、母乳・ミルクが60%。まだ離乳食よりも母乳やミルクからの栄養に頼っている状態です。ゴックン期と同様に、母乳やミルクは赤ちゃんが飲みたいだけ飲んでも問題ありません。
ただし、離乳食を食べられなくなってしまうことを避けるため、離乳食の前に母乳やミルクを飲まないように注意しましょう。
まとめ
赤ちゃんが食べる量に一喜一憂してしまうこともあると思いますが、赤ちゃんが気分の乗らないことがあるのは当然です。大人でもなんとなく食欲の出ない日ってありますよね。ゆっくりでも赤ちゃんのペースで離乳食を進めていけたらOKです。
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