大人の食事へとどんどん近づく離乳食完了期。パクパク期へのステップアップのタイミングや、進め方、ポイントを解説します。
離乳食完了期(パクパク期)へのステップアップの目安
離乳食を開始して約6ヶ月が経過した頃、ちょうど1才のお誕生日を迎える頃が完了期(パクパク期)へと移行する目安となります。具体的には以下の点を観察して、クリアしている場合にはステップアップしてみると良いでしょう。
- 離乳食の時間を嫌がらず喜んで食べている
- 3回食に慣れてリズムがついてきている
- 手づかみで食べている
離乳食完了期の進め方
パクパク期の離乳食の進め方やポイントを解説します。
噛む力がもっと強くなる
赤ちゃんの噛む力がさらに強くなるため、かたさを少しずつ増していきましょう。かたさの目安は、スプーンで押すとつぶれるくらいの肉だんごくらいが良いでしょう。
カミカミ期前半(1歳頃)には軟飯、後半(1歳半頃)には普通のごはんが食べられるようになります。
1日3食、決まった時間に食べよう
朝、昼、晩、なるべく決まった時間帯に食事することを心がけましょう。食事のリズムが定着すると、起床やお昼寝、おやつの時間なども自然とリズムがついてきます。ますます大人と同じ生活リズムに近づいていくでしょう。
また、おやつは1日2回までが目安となります。おやつを与える時間は、例えば、10時と15時というようにきちんと決めて、だらだらと食べ続けることのないように注意しましょう。
スプーンの練習を始めよう
手づかみ食べにも慣れてきて、次はスプーンに興味を持ち始める時期です。興味を持ちだしたら、スプーンの練習をスタートしてみましょう。
お母さんの持っているスプーンを欲しがったり、触りたがったりしている場合は、興味のあるサインです。赤ちゃんが自分でスプーンを持って食べてくれるようになると、お母さんの負担もかなり軽くなります。
母乳やミルクは卒業?
そろそろ卒乳を考えているお母さんも多いのではないでしょうか。
完了期の赤ちゃんがとる栄養は、離乳食から80%、母乳・ミルクから20%となり、ほとんどが離乳食からの栄養となります。
しかし、離乳食をきちんと食べているのであれば、母乳やミルクを飲んでいても問題ありません。赤ちゃんにとっては、精神面で母乳やミルクに支えられているという場合も多いため、離乳食完了期に焦って卒乳する必要はありません。赤ちゃんの様子を見て慎重に卒乳の時期を決めましょう。
まとめ
お父さんやお母さんと一緒に、ほとんど同じメニューが食べられるようになるこの時期は、赤ちゃんにとって食事の楽しさを感じることができる、とっても貴重な時期です。
離乳食完了期に入ったら、離乳食の卒業まで、あともう少しです。赤ちゃんが食事って楽しい!と思ってくれるよう、毎日の離乳食作り、頑張りましょう!
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