生後5~6ヵ月頃になり、首がしっかりと座り、お母さんの膝の上や椅子に座れるようになれば、いよいよ離乳食のスタートです。この記事では、基本的なおかゆの作り方や簡単に作る方法などをご紹介します。
まずは10倍粥からスタートしよう
いよいよ離乳食の開始。まず初日は、消化吸収が良くアレルギーの心配が少ない10倍がゆからスタートしましょう。
5~6ヵ月頃の赤ちゃんは、まだ噛むという行為ができないため、液体に近いトロトロの状態のおかゆから食べさせて少しずつ慣れていきます。
離乳食をあげるタイミング
普段の授乳時間のうち、1回を離乳食に置き換えます。ただし、置き換えると言っても、離乳食後に母乳またはミルクを飲ませます。注意したいのが、必ず離乳食の後に母乳やミルクを飲ませることです。離乳食の前に母乳やミルクを飲ませると、満腹になってしまい、離乳食が進まないことがあります。
基本の10倍がゆの作り方
「10倍がゆ」とは、お米1に対して10倍の水を加えて炊くおかゆです。
基本の10倍がゆの作り方をご紹介します。
お米と水を鍋に入れる
洗ったお米と10倍の水を鍋に入れます。余裕があれば30分程度、水に浸しておきます。そうすることで、炊く時間を短縮できます。余裕がない場合は浸しておく時間は省略してOK。
強火→弱火で炊く
強火で火にかけ、煮だったら弱火にして、30~40分炊きます。この時、ふきこぼれないよう鍋の蓋を少しずらしておきましょう。
火を止めて蒸らす
火を止めて、鍋の蓋をして10分蒸らします。
裏ごしでトロトロにする
裏ごし器を使って、柔らかく炊いたおかゆを裏ごしし、トロトロの状態にして完成です。
おかゆを簡単に作る方法
上で紹介したレシピは、お米から炊く10倍がゆです。お米から炊くと甘味が感じられておいしくなりますが、少し面倒だと感じるお母さんも多いのではないでしょうか。そんなお母さんのために、もっと簡単におかゆを作る方法をご紹介します。
ごはんを使って炊く
ごはんをおかゆにしてもOK。ごはんを使う場合は炊く時間が短くて済むため、忙しい時やサッと作りたい時はごはんを活用してみましょう。この場合は、水の量を減らして作ります。ごはん1に対して9倍の水で炊くと10倍がゆが出来上がります。
炊飯器を使って炊く
普段はあまり使うことがないですが、炊飯器にはおかゆモードがあります。
炊飯器にお米と水を入れて、スイッチを入れるだけで炊けます。火加減を調節する手間がなく、ずっと見ている必要もないため、とってもラク。
まとめて作って小分けに冷凍しておく
毎回少量のおかゆを作るのって面倒ですよね。そんな時は、多めに作って冷凍しておきましょう。製氷皿やフリーザーバック、シリコン製の保存容器などがおすすめです。電子レンジで食べる分だけを加熱して食べさせましょう。
赤ちゃんのペースを大切に進めていこう
初めての離乳食。赤ちゃんにとっては母乳やミルク以外のものを口に入れるだけでも精一杯です。スプーンを口に入れることを嫌がる赤ちゃんもいれば、口に入ったものをべぇっと出してしまう赤ちゃんもいると思います。無理やり食べさせようとすると、嫌な思いをさせてしまい、今後の離乳食がなかなか進まなくなることも考えられます。ゆっくりでも大丈夫なので、赤ちゃんのペースで進めていきましょう。
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