いよいよ3回食となる離乳食後期。
カミカミ期へのステップアップのタイミングや、進め方、ポイントを解説します。
離乳食後期(カミカミ期)へのステップアップの目安
離乳食を開始して4~5ヶ月が経過した頃、生後9~11ヶ月頃が後期(カミカミ期)へと移行する目安となります。ただしこれはあくまでも目安であり、最も大事なのはそれぞれの赤ちゃんがステップアップできる状態かどうかを見て確認することです。具体的には以下の点に注意して観察してみてください。
- 離乳食の時間を嫌がらず喜んで食べている
- 2回食で慣れてリズムがついてきている
- 口をよく動かして食べている
- 歯茎で押しつぶして食べている
- 子供茶碗1杯以上の量を食べている
これらを全てあるいはほとんどクリアしている場合は、カミカミ期へ移行して問題ありません。反対に半分以上クリアできていない場合は、まだ早いと考えられるため、もう少し様子を見て判断しましょう。
離乳食後期の進め方
カミカミ期の離乳食の進め方やポイントを解説します。
かたさを少しずつ増していこう
少しずつかたさを増していきましょう。かたさの目安は、指でギュッとするとつぶれるくらいのバナナをイメージするとわかりやすいと思います。
食材を歯茎で押しつぶして噛んだり、前歯で噛み切ったりできるようになります。粗いみじん切りや輪切りに調理した食材も食べられます。おかゆは5倍粥あるいは軟飯。
いよいよ3回食に
1日3回の食事(3回食)になります。朝・昼・夜できるだけ決まった時間に食事をしましょう。食事と食事の間は4時間程度の間隔を開けて、夜の食事はなるべく就寝時間の3時間前には食べ終われるよう意識してください。
栄養バランスを考えたメニューにしよう
この頃になると3回食にもなり、母乳やミルクの飲む量が減る赤ちゃんが多いはず。赤ちゃんが摂取する栄養は、離乳食70%、母乳・ミルク30%。母乳やミルクよりも離乳食からの栄養がメインとなります。
そのため、毎日の栄養バランスを考えた離乳食メニューを心がけましょう。
手づかみメニューも取り入れたい
今まではお母さんがスプーンを口に運んでくれていましたが、自分で掴んで食べたいという気持ちが芽生えます。始めは落としたり、ぐちゃぐちゃにしてしまったりしますが、なるべく見守ることが大切です。
小さめのひと口サイズの軟飯おにぎりやパン、野菜など、手づかみのしやすいメニューをどんどん取り入れてみましょう。
取り分けが便利でラク!
大人のごはんを離乳食用に取り分けることがしやすくなります。大人用に味付けをする前に取り分けて小さめに刻むなど、工夫次第で離乳食作りがグンと楽になります。
まとめ
お父さんやお母さんと一緒のタイミングで食事をするようになるカミカミ期は、赤ちゃんにとって、食事がどんどん楽しくなる時期です。
手づかみ食べや遊び食べも始まり少し大変にはなりますが、赤ちゃんが自分で食べ物を持って口に運ぶ姿は成長を感じられてとっても嬉しいですよね。
赤ちゃんが離乳食の時間をもっと楽しめるよう、献立を考えてみてくださいね。
コメント