妊娠中、ひじきに含まれるヒ素が与える影響とは?

妊娠中NG食材

ひじきにはカルシウムや鉄分など、妊娠中に摂りたい栄養をたくさん含んでいます。とても健康的なイメージのひじきですが、ひとつ知っておくべきことがあります。それは、ひじきに含まれるヒ素が与える影響です。ヒ素とは何か、ヒ素を摂取が与える影響、赤ちゃんへの影響などを詳しく解説します。

ヒ素とは

ヒ素とは、有機ヒ素無機ヒ素など様々な形で自然界に広く存在している物質で、土や水にも含まれています。

ヒ素の毒性

ヒ素は、有機ヒ素無機ヒ素の2種類がありますが、有機ヒ素よりも無機ヒ素の方が毒性が高く、危険性が高くなります。私たちの身近な食品では、無機ヒ素は、ひじき、有機ヒ素は、わかめや昆布、魚介類などに含まれます。

日本人は、海藻や米、魚介類を日常的によく食べる食習慣があるため、海外の国と比較すると、より多くのヒ素を摂取していると言えます。

無機ヒ素を一度にたくさん摂取した場合、発熱や嘔吐、下痢、麻痺などの症状を引き起こす可能性があります。また、少量の摂取の場合でも、長期間続けることで皮膚障害や発がん性のリスクがあります。

胎児に与える影響

胎児

胎児

妊娠中の女性がヒ素を摂取することで、お腹の中の赤ちゃんへも悪影響を及ぼすことがわかっています。

毒性の高い無機ヒ素は胎盤を通して赤ちゃんに移行します。その結果、脳障害催奇形性を引き起こす作用があると言われています。

どれくらいなら問題ない?

妊娠中のお母さんにも赤ちゃんにも悪影響を及ぼす可能性のあるヒ素ですが、では、どれくらいなら摂取しても大丈夫でしょうか。

毎日大量に摂取したり、極端にひじきを食べ続けたりしない限り、問題はないと言われています。
目安は、週に1回の頻度で小鉢1杯程度。
常備菜としてよく利用されることもありますが、その場合は1度に食べる量を少量すると良いでしょう。
一つの食品に偏らず、様々な食品をバランスよく食べることが妊娠中の食事では重要となります。

まとめ

ひじきに含まれるヒ素の危険性についてご紹介しました。
赤ちゃんへも影響があると考えると不安になってしまいますが、あまり神経質になり過ぎず、日々の食事で少し意識してみると良いかもれませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました